夏休みなのに英単語帳を片手に暗記している学生を、電車で良く目にするんですが今年受験生の方たちなんでしょうか?
最近受験勉強ってかなり熱が入ってますよね。街を歩けば至る所に進学塾があるし、「大学進学を目指す高校生」がごく当たり前の世界になっています。
大学進学に関しては個人的にはあまりおすすめしていない方なんですが、受験勉強をする事に関しては賛成してます。勉強する習慣や努力する能力を養えますし、必ず成長しますからね。
大学生活で自堕落になってしまう人が多いのは少し悲しい事なんですが。
ま、雑談はこのくらいにして英語の勉強方法(英単語)をお伝えしたいと思います。僕も高校生時代は英単語帳を片手に必死こいて暗記してましたが、ページを開いて10分で眠くなるし、単語テストなんか一夜漬けで余裕なんで、暗記するだけで次の日には忘れているなんて事が多かった記憶があります。
どうやったら効率良く英単語を覚えられるのか?英語ドベだった僕が大学世界ランキングが一桁の海外大学を卒業するまでにレベルアップできた暗記方法をお伝えします。 なお、ここで述べる暗記法は全て日本にいてもできるような物に限定して紹介していきたいと思います。
単語のイメージをつかむことで簡単に覚えられる
「goは行く」、「bringは持ってくる」、みたいに
単語→意味で復唱して英単語を暗記している人いませんか? これ、絶対にやめたほうがいいです。
英語は一つの単語に複数の意味があることがほとんどで、1単語1意味で覚えていると確実に英語ができないという問題にぶつかります。
単語の持つイメージをつかむ」という事が最重要課題です。
んなこと言ったってやり方わかんねーよ、って人はまず以下の例を見てください。
例:「hold」 この単語を見た時にどんなふうに思いましたか?
「抱く」とか「~のままに保つ」とかそういった意味合いの英単語です。他にもパーティをholdする(開催する)とかそんな意味もあります。
これらに共通する「イメージ」を捉えるのが重要です。
この単語には何かを「包括しているイメージ」を感じる事が出来れば合格点です。
例:「cut」 これ、かなり簡単です。
(物)を切るという意味ですが、物理的に切るだけじゃなくてコストダウン、削減的な意味合いとしてのcutも使われます。 この単語には何か「大きな物を小さな物に分断、削減しているようなイメージ」を持ってください。
こんなふうに単語一つ一つのイメージをつかむことでグッと単語の暗記は楽になります。ポイントはそんなにしっかりとイメージを持つのではなく単語の漠然としたイメージを掴める事が出来ればOKです。
具体的な英語の勉強方法
①単語の例文(英文)を5つくらいピックアップする。
②例文を読み上げる(日本語訳は一度見るだけであとはみない。)
③それらの例文に共通する単語のイメージを連想する
④例文を読み上げる(音のイメージもとても重要!)
⑤とにかく書く
っていう感じです。 場合によっては⑤は省略しても良いですが、実際に声に出して例文を読むのは必ず行ってください。音に出すことでその言葉の持つイメージをつかむことが出来るからです。発音はそんなに気にしないでください。音とスペルを良く見比べて脳にすり込んで行くことが重要です。
なぜ英語→日本語ではなく英語→英語で考えるのか?
英単語→日本語訳をひたすら読み上げる暗記術、英語が苦手な人は必ずやってるこの間違い。 これは単語テストみたいな「答えが決まっている」テストには有効かもしれませんが使える英語力を上げるには正直無意味に近いかもしれません。はっきりいって最悪です。
この方法で勉強していると、日本語訳に縛られて、「英単語は4000語くらいわかるのに全く話せない、使いこなせない」という典型的な「日本人英語」になってしまうのが9割以上だと言っても過言ではないです。
英語→日本語の考え方で英語を勉強している人の9割は実用的な英語をマスターすることは難しいです。 これは、「英語の処理能力が圧倒的に遅く、どのシチュエーションでどの単語をピックアップすればいいかわからない」からです。
まとめ
言葉はもっと自由なものです。言語は赤ん坊からお年寄りまでつかうツールですのでそんなに難しいはずがないんです。その国の言葉はその国の言葉で覚えるのが最善なんです。
もう一度言いますが、「英語→日本語」で考えている人は「英語の文章の処理能力」が圧倒的に遅くなるのでやめましょう。
試験英語では通じるかもしれませんが実際世界での英語には全く歯がたたなくなりますので絶対にやめてください。
「英語は英語で考える」それだけで効率はだいぶ変わってきますよ。なので英和辞典や和英辞典よりは英英辞典をおすすめしています。
最初はしんどいかもしれませんが慣れるとここで書いていた僕の真意がわかりますので是非やってみてください。