ウミガメのスープ、水平思考のクイズ集です。自作で作った問題が多めなので楽しめると思います。問題のすぐ下に答えが書かれているので、問題出題者のみ見るようにしてください。ゲームのやり方がよくわからない方はこちらへ。
『ポチ』難易度☆☆☆
私の父と母は自宅で惨殺され、兄は家の近くの山小屋で変わり果てた姿で見つかった。兄の綺麗な顔と対照的なあざだらけの身体は今も脳裏に焼き付いている。生き残ったのは落ちこぼれの私と、庭で飼っていた犬のポチだけ。
ポチは私達家族にしか懐かない変わった犬だったが番犬としては優秀だった。
『番犬のクセに肝心な時に役に立たないのね。』
両親を殺し、兄を殺した犯人は決定的な証拠が見つからず今でも逮捕されていない。
この事件の謎を解いて下さい。
真相
事件があった日は静寂に包まれた夜だった。第三者が侵入したのであれば確実にポチが吠えている。つまり事件のあった夜は家族以外誰一人出入りしておらず犯人も身内の犯行という事になる。
兄は虐待を両親から虐待を受けていた。それにより身体には虐待による沢山の傷があった。
ある日兄は親から暴力を受ける最中、突発的に両親を殺してしまう。その後兄は『両親を殺害した人間の兄妹として生きなければならない妹を想い、山の小屋の中で誘拐殺人に見せかけて自殺をした』
彼の身体の傷は誘拐犯によってつけられたものではなく、両親から受けた傷だった。これが真相です。
『いつだって悪いのはあたし』難易度☆☆☆
某ネット掲示板にこんなことが書き込まれていました。
【私の彼は最近とても冷たいです。付き合って3年経つのでまぁ仕方ないのかなって思うけど、それでも私はお仕事で疲れている日は献立を考えたり、綺麗に部屋のお掃除だってします。
最初の1回だけは彼も喜んでくれたみたいだけど、その後は全然。最近浮気をしている様なので『どうして私をみてくれないの?』って言ってみたけど効果なし。
『私のせいだ』って彼は言うんです、本当ひどい男ですよね。
一見普通の悩みに見えるこのカキコミの真相を答えて下さい。
真相
女は男のストーカー歴3年の女性。彼が家に不在の時に勝手に上がり込み、彼のためと称して料理や掃除を行っていた。
最初の一回目は男が本当に付き合っている方の彼女がやってくれたことだと勘違いした為喜んだが、その後本当に付き合っている彼女への電話で真相をしり顔面蒼白、以後恐怖におびえていた。
『最近浮気をしている』というのは男の付き合っている本当の彼女。
『どうして私の事をみてくれないの?』←ストーカーのセリフ
『私のせいだって彼は言う』→男が言っていたのは『気味が悪い(君が悪い)』
これが真相です。
死刑囚の婚約者 難易度☆☆☆
世間を騒がせた連続婦女暴行殺人事件の容疑をかけられた男がいた。
男は、そのうちの数件に関して起訴され、有罪判決がくだり死刑囚となった。男には恋人がいた。
彼女は男の無罪を信じている数少ない人間の一人だ。
公判中からずっと、世間のバッシングにもめげずに男を支え続けていた。ある日、そんな彼女の元に手紙が届いた。
数日後、彼女は無惨な姿で発見された。
何故だろう?
真相
とある男が、このところのメディアの好き勝手な報道に腹を立てていた。
自分の創意工夫をこらした神聖な行為が、いつの間にか間抜け野郎の犯行ということで終わろうとしている。
英雄視されるべきなのは自分なのに、このまま終わるのは手柄を横取りされたようで許せなかった。
何とかして、世間とこの間抜け野郎に思い知らせてやらねばならるまい、そう考えていた。そんなおり、その間抜け野郎の婚約者とかいうのが、TVで情報提供を呼びかけているのを見かけた。
有罪判決が出た今も、いまだに婚約者の無実を信じて疑わないのだという。
しかし、一度判決が下った後となってしまっては、真犯人を見つけ出す以外に確実に判決を差し戻す手などないのだろう。
そのため彼女は、独自の調査で真犯人を探しだし、恋人の命を救うつもりのようだった。なんとも健気なことではないか、そう思うと男の顔からは笑みがこぼれてきた。
そして、彼女の被害者の会のバッシングにめげない気丈な語り口と美しい容姿は、次第に彼の食指を刺激していった。
「そうだ…こりゃ調度いいや、6人目は君にしようか」
そう呟くとすぐに手紙を書き始めた。『……TVで貴女を拝見致しました。
私も貴女の恋人の無罪を信じています。実は私は犯行現場の近くにいたのです。
今まで事件に関わるのが恐くて黙っていましたが、もしかしたら貴女の力になれるかもしれません。
お話をする機会を頂けるのなら……』
『社長と新入社員』難易度☆☆
「コピーしておくのは1枚でいいぞ」
その言葉を社長から直接言われた新入社員の顔はみるみる真っ青になった。
何故?
真相
定時を過ぎたので、その新入社員が帰ろうとすると、
シュレッダーの前で一枚の書類を持って立っている社長を見かけた。
社長が声をかける。
「大事なことなんだが、秘書がもう帰ってしまったんだ。君はこの機械の使い方はわかるかい?」
新入社員は即答した。
「はい、できます!」
機械の電源を入れて紙を挿入すると、スタートボタンを押した。
「良かった良かった!」
社長は言った。
「コピーをとっておくのは1枚でいいぞ!」
お疲れ様でした!
5回目も終了、いかがでしたか?お次はコチラです。