ウミガメのスープ、水平思考のクイズ集です。良問だけを集めてあります。問題のすぐ下に答えが書かれているので、問題出題者のみ見るようにしてください。ゲームのやり方がよくわからない方はこちらへ。
水平思考が苦手な人は思考力を鍛えましょう!
『ベストセラー小説』難易度☆☆☆☆
面白みのないストーリーで、どこにでもいるような魅力の薄い登場人物が、普段誰もが過ごしているような日常を送るだけの、無名の小説家による小説。
そんな何の変哲もない小説が、何の変哲もないために売れまくっているという。
どういうことだろう?
引用元:ラテシン
真相
その小説を呼んで、男は驚いた。
ごく普通の夫婦が、平凡な日常を過ごすだけの小説だった。
出てくる登場人物は、見た目も性格も思想もごく普通の人達で、魅力的でもなんでもない。
夫婦の暮す家は一般的なアパートで、置いてある家具や家電の描写は、当たり前過ぎて何の面白みもないものだった。
朝夫が出勤して、しばらくすると妻も仕事に出かけ、二人はそれぞれの職場でありきたりな仕事をこなし、どうってことはない友人達とのくだらない会話を交わし、家に帰ってからどこでも食べられそうな夕食をたいらげ、ベーシックなデザインのパジャマを着て、平均的な時間に就寝する。
男は、恐怖すら感じた。
これは……なぜ、こんなに、何の変哲もないのだ。
まるで自分の一日を書かれているかのような――
改めて、本の後ろに書いてある出版年月日を確認する。
何度見ても、男が持つその本は、今から100年以上前に書かれたSF小説だということに、変わりはなかった。
『借り物』難易度☆☆☆
私はあるものを借り、確かに受け取った。しかし、家についてみると私は何も借りていなかったことに気がつき呆れた。
引用元:ウミガメのスープ過去問題集
真相
私は前から気になっていたCDを友達から借りた。
受け取って幸せな気持ちで家についたのだが、
きこうと思ってケースを開けたところ、ディスクが入っていない。
そういえば、CDケースを受け取ったときに友人の部屋で
流れていた曲が私の聞きたかったCDだったのだ。
私は自分と友人の間抜けさに呆れた。
『Victory 勝利』難易度☆☆☆
彼の発言を聞いて思わず私は衝動に駆られそうになる。
しかし稚拙な行動は身の安全を揺るがす,と何とか自制し冷静になる。
きっと彼は私が拳で殴りかかってくると思ったに違いない。
それを警戒し,対処策として彼は1枚の紙を私の前に提示してきた。
ククク… 思った通りだ。だが,その手段は私には通用しない。無駄だ。
茫然とする彼を嘲笑いながら私はその紙を滅茶苦茶に切り刻んでやったのさ。
そしてそのまま勝利の象徴を高く掲げたのだ。引用元:ウミガメのスープ543杯目
真相
じゃんけんをする私と彼。
彼「俺はチョキを出す」
私「ほう…」
じゃんけんぽん!!
彼はパーを出した。私はチョキを出した。
そして差し出した右手をそのまま頭上に掲げ,勝利のVサインを決めた。
『少年の目論見』難易度☆☆☆
メキシコの砂金採集所近くの国境を越えて、毎日のようにアメリカに入国してきた少年がいた。彼はいつも自転車に砂袋を積んでいた。これは密輸じゃないかと怪しんだ税関の連中が袋を調べたが中には正真正銘ただの砂が入っているばかり。
少年は一体何のためにこんな事をしていた?引用元:ウミガメのスープ 544杯目
真相
少年が毎日のように密輸していたのは自転車だった。
『12番目の挑戦者』難易度☆☆☆☆☆
男の声「お前は12番目の挑戦者だ」
目を覚ました部屋で、最初に聞いた言葉がそれだった。
私は今なぜか見覚えのない部屋にいる。
私はとある企業で技術者として働いていたのだが、
昨日帰宅してからここに到るまでの記憶が無かった。
そしてまたスピーカーから聞き覚えの無い声が聞こえてきた。男の声「時間内にこの部屋から出ることができればお前を解放しよう。
室内に用意されたPC内にある36個の謎を解けば扉は開く。
それではゲームスタートだ。」私はその申し出に戸惑いながらも了承し、タイマーが作動した。
タイマーは「1時間48分」という中途半端な時間から始まった。
壁は分厚いコンクリで固められ、空調の音が部屋全体に響いていた。
そこらには大量に缶詰が転がっているため、空腹は満たせそうである。
謎は、幸運にも自分の得意としている推理的なものと、暗号的な要素を
もったものがほとんどであり、私は次々とクリアしていった。
しかし、全力で挑んだものの最後の1問を残したところで、
時間が切れてしまった。男の声「残念だったな、時間だ。」
ガスの様なものに包まれ私は意識を失った・・・——— 数時間後 ———-
男の声「お前は12番目の挑戦者だ」
目を覚ました部屋で、最初に聞いた言葉がそれだった・・・
なぜ私はここにいるのか?そしてどういう状況なのでしょう?引用元:ウミガメのスープinVIP
真相
ちょっと未来のお話、ついに世界大戦が核戦争にまで発展し、
人が地上に住めなくなったという時代設定。部屋は元研究室
であり、核シェルター。
私(主人公)は、記憶を操作する兵器開発の技術者。
自分のためにこの部屋を改造し、自分であのガスによって戦前から今までの記憶を消したのです。なぜかというと、外に出ることが叶わず(汚染)、たった一人で長期にわたり閉鎖空間にいると、精神がやられてしまいます。
そこで彼は、目の前にいつも新鮮(記憶が無いため)な目的を
作り、絶望的な現実(おそらく死ぬまで一人であの部屋の中)
から逃れるために、あのような構造に部屋を改造したのです。
36個の謎も自作なので、記憶があっては意味が無いですしね。
声は自分の声の録音(自分の声って録音すると他人の
声に聞こえますよね)であり、食料もそこらに転がっています。
謎の種類も、一応強制でやらされているという状況なので、
自分の好きなものを題材に選ばなくては、過度のストレスが生まれる
といったことを考慮してみました。「12人目」という設定は、
繰り返すたびに部屋が少しずつ散らかってゆくため、自分より前に
人がいた。という設定にしたほうが私が納得できると考えたためです。
中途半端な時間設定は、私が最速で解いてもギリギリ間に合わない
時間。(解けても扉は開きませんし、もう少しで出られるという
希望があることが大切)という設定。
お次はコチラ!
おつかれさまでっしたー!次の問題はコチラになります!