クソ面倒な調理法、収穫まで3年、栄養価ゼロ、猛毒、知られざる『こんにゃく』の秘密

おでんにみそ田楽、さしみこんにゃくなんかも美味しいですよねー。最近では低カロリーの美容食としても人気が高い食品です。

 

でも皆さんはご存知でしょうか?我々がいつも口にしている『コンニャク』には知られざる秘密が沢山あるという事を。 

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こんにゃく芋=毒芋

こんにゃく芋

いきなりショッキングな事実ですが、こんにゃく芋には毒があります。毒性としてはミステリー小説でお馴染みの『トリカブト』に似たような感じらしいです。

トリカブト

毒殺ミステリー小説の帝王 トリカブトさん

まぁトリカブトほどの殺傷能力はないですが、簡単に言うと『食べると口の中が燃えるように熱くなり、口内、喉の粘膜がパンパンにふくれあがり窒息』という感じです。

ちなみにコンニャクの花はこんな感じ(画像引用元:wikipedia)↓

コンニャク

だいぶ禍々しいです。トリカブトが可愛らしく見えるくらいの毒々しさですね。ただ普通コンニャクの花が咲く前にこんにゃく芋の収穫は終わるのでこの姿を見る事は少ないです。

 

ちなみにこんにゃく芋の毒の原因は『シュウ酸カルシウム』ですが、多量に摂取すると、呼吸困難、昏睡、死亡にいたる毒物で日本では劇物取締法にも『劇物』として分類されています。

 

簡単にいうと生のコンニャクはエグみが強くて食用には適さなかったんですね。じゃあ昔の人はどうしていたか、というと…木灰をまぜてえぐみを取り除いていました。

アク抜きというやつですね。いやしかしコンニャク1つつくるのに、こんなに面倒な作業工程があったとは…。だからこんにゃくって灰色だったのかぁ。

 

ただ現在市販されているこんにゃくには灰は使われていないものが多いそうで、かわりに海藻類を練りこんで色合いを出しているそうです。

 

※勿論私達が食べているこんにゃく芋は茹でるなどして下処理がされています。くれぐれも生のこんにゃく芋は食べないようにして下さい。

収穫まで3年

3

なんと驚くことにこんにゃく芋は収穫まで3年もの時間を要する食物で、しかも栽培にもかなり特殊な環境が必要で、かなり面倒な事で知られています。どんだけ待つんだよ!

 

しかもこんにゃくって美味しいけど、栄養価としては食物繊維以外にはほとんど有用成分が無いんです。空腹感を満たす以外に役に立たないんです。

 

どうしてこんな食品を3年もかけて栽培しているのでしょうか?疑問に思ったことはありませんか?だって今までだって飢饉とか食糧難ってあったと思うけど、こんにゃくなんて絶対無力だったと思うのよ。

 

収穫までの時間、そして栄養価、どれをとっても非効率だしあまり魅力的とはいえないコンニャクは何故日本でこんなに人気なのでしょうか。

こんにゃくが日本で人気の理由

こんにゃく

こんなに面倒で手間がかかり、栄養価がないコンニャクが何故ここまで普及したのか。色々調べているとこんな見解にたどり着きました。

私論ではありますが、いまでもさしみこんにゃくという商品があるように、精進料理における刺身の代用として僧の間に広まり。さらに信徒もそれを真似し(江戸期の人々は貧しくても洒落て粋なことが大好きでしたしね)伝播していったのではないかと思われます。江戸期において寺は地域の文化を担ってもいたので食文化においても強い影響力を持っていたのではないかと推測されます。 引用元

さらに、コンニャクは食用としてだけではなく、耐水性の高い糊として日用品の修理にもつかわれていたそうです。

 

勿論、こんにゃくのプルプルとした食感が人気の理由の1つでもあるようです。

こんにゃくはダイエットに良い…でも

 

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先述した通り、コンニャクは食物繊維が豊富な上に低カロリーなので、ダイエット食品としても人気があります。まぁ栄養価が無いので当たり前といえば当たり前なのですが、食べ過ぎは危険です。

 

食物繊維は便秘気味の人にとって良いとされては居ますが、そもそも食物繊維ってかなり消化しにくいんです。

 

そしてコンニャクに含まれている食物繊維『グルコマンナン』は全然消化できません。人間の消化機能もお手上げ状態なんです。よく噛まずに飲み込むと腸に詰まる事もあり、腹痛、便秘、腸閉塞などの症状がでます。

 

つまり、このグルコマンナンっていうのは全く体内で吸収されないので、お通じの際、余計な栄養分を一緒に体外へ排出してしまうというリスクも有ります。つまりあまりこんにゃくダイエットをやりすぎると、栄養失調になってしまう恐れがあるのです。

 

とは言え、適度に食べればダイエットとして有効な食品ですので、よく噛み、適量を食べるようにしてくださいね!ちなみに僕が味噌田楽が大好きです。

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1 個のコメント

  • 「蒟蒻芋=毒芋」の最後に、
    ただ現在市販されているこんにゃくには灰は使われていないものが多いそうで、かわりに海藻類を練りこんで色合いを出しているそうです。
    と書かれていますが、
    海藻類を練り込んで色合いを出しているのは、「灰」の風合いを出すためではなく、生芋を皮ごと擦りおろして作ったコンニャクには皮の破片が混じります。酸化した青のりが混じったような感じになります。これを模して手作り風に見せかけるためです。決して「灰」の内の燃えカスを模したものではありません。手作りで「灰」を使う場合も「灰」を水に溶いた灰汁の上澄みを使うので、燃えカスは入りません。
    灰汁をそのまま使うのは、後で水洗いを前提とするワラビなどを灰汁抜きする場合で、これと混同されていませんか。

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